インプラント治療に興味はあるけれど、「怖くてなかなか一歩が踏み出せない」と感じていませんか?
実際、初めてのインプラント治療を前に、多くの方がさまざまな不安を抱えています。

「骨にドリルで穴を開けるなんて本当に大丈夫?」「手術って痛くないの?」「高額なのに失敗したらどうしよう」など、不安の内容は人それぞれ。でも、そうした不安には、きちんとした理由と向き合い方があります。

ここでは、多くの患者さんが抱える「インプラントが怖い」と感じる7つの理由を取り上げ、それぞれに対して当院がどのように対応しているかをわかりやすくご紹介します。不安の背景を知り、少しでも安心して治療に向き合えるよう、お役に立てれば幸いです。

1. 骨にドリルで穴を開けるのが怖い

インプラント治療では、あごの骨に人工歯根(インプラント)を埋め込むため、骨に穴を開けるという工程があります。この「骨にドリルで穴を開ける」と聞くと、想像するだけで怖くなってしまう方も少なくありません。

「本当に大丈夫なの?」「痛みは強くないの?」「骨に何か悪影響はないの?」
そんな不安を感じるのは自然なことです。

当院が採用している「負担を減らす治療法」

当院では、できるだけ患者さんの身体的負担を抑えるための技術を積極的に導入しています。

上顎の処置には「オステオプッシャー」を使用

オステオプッシャーという圧縮型骨圧接器具を使用して、従来の回転ドリルのように骨を削るのではなく、骨を押し広げるように穴を形成することで、患者さんの不安や不快感を最小限に抑えることができます。

低振動のバーを採用

骨を削る器具にも、できるだけ振動や熱が発生しないものを使用。これにより術中の不快感を軽減し、術後の回復もスムーズになるよう配慮しています。

「骨に穴を開ける」という事実は変えられませんが、その処置がどれだけ安心・安全に行われるかは、歯科医院の技術や設備によって大きく変わります。

まずは、どのような方法で処置を行うのか、どのくらいの負担があるのか納得できるまで説明を受けてみてください。不安が小さくなるはずです。

2. 痛み・腫れ・出血が怖い

手術と聞くと、「痛そう」「腫れたらどうしよう」「出血がひどかったら…」と、不安に感じるのは自然なことです。特に口の中はデリケートな場所でもあるため、ちょっとした違和感でも強く意識してしまいますよね。

当院では、こうした不安を少しでも和らげられるよう、痛みや不快感の軽減に力を入れています。具体的には「静脈内鎮静法」という麻酔の方法を導入し、麻酔科医の立ち合いのもと、患者さまがうとうとしている間に手術を終えることが可能です。強い不安をお持ちの方にも安心していただけます。

また、術後の腫れや痛みをできる限り抑えられるよう、骨や粘膜に負担の少ない手術法や機材を採用。処置に関する不安がある場合は、事前のカウンセリングでしっかりとご説明いたします。

どんな小さな不安でも、まずはご相談ください。不安が和らぐだけでも、治療に前向きになれる一歩につながります。

3. 費用が高いから失敗・後悔したくない

インプラントは高額=失敗したくない …という心理

インプラント治療は決して安い治療ではありません。そのため、「せっかく高いお金を払うのに失敗したらどうしよう」「後悔したくない」という強いプレッシャーを感じる方も少なくありません。

さらに、治療内容や費用がわかりづらく、「本当にこれがベストなのか?」と迷いが生じやすいのも事実です。

事前の綿密な計画とわかりやすい説明で不安を軽減

当院では、インプラント治療の前に必ず精密検査とシミュレーションを行い、治療の全体像・費用・期間などをしっかりご説明しています。

また、治療の選択肢が複数ある場合は、それぞれのメリット・デメリットを比較しながら、患者様にとって最善の方法をご一緒に検討します。

不安を減らすために、「何をするのか」「なぜ必要なのか」「どのくらいの費用がかかるのか」を事前にすべて可視化し、納得して治療に進んでいただけるよう努めています。

4. 治療期間や通院回数が多くて負担に感じる

「何度も通わないといけないの?」「完了までに何ヶ月もかかるのでは?」
インプラント治療に対して、そんなご不安を感じている方も少なくありません。

確かに、インプラントは一度の通院で完了する治療ではありません。事前の診査や治療計画、埋入手術、治癒期間、上部構造(人工歯)の装着といった複数のステップが必要になるため、治療期間や通院回数がある程度必要になります。

しかしそれは、「一日でも早く終わらせる」ことよりも、将来にわたって安定した噛み合わせと口腔内の健康を保つことを最優先にしているからです。短期間で終わらせる治療法が注目されることもありますが、私たちは長く安心して使い続けられることを大切にしており、そのために必要な準備や工程は丁寧に進めています。

また、当院では事前にしっかりと治療計画を立て、通院のスケジュールや全体の治療期間についても明確にご説明いたします。仕事や家庭の事情なども含めてご相談いただければ、無理のない通院計画をご提案することも可能です。

「大変そう…」と感じる気持ちはもっともですが、数ヶ月かけて治療を進めることで、10年、20年先も快適に過ごせる口腔環境を得ることができる。それがインプラントの本質です。

5. 自分の骨や体の状態でできるか不安

「年齢的に大丈夫かな?」「骨が少ないって言われたけど無理かも…」「持病があるけど手術できるのかな?」
インプラント治療を検討する中で、自分の身体的な条件に対する不安を抱える方は少なくありません。

特に「骨の量」が不足している場合や、糖尿病・高血圧などの持病がある場合には、インプラントができないと思い込んでしまう方もいらっしゃいます。

しかし、実際には多くのケースで治療の可能性があります。
当院では、CT撮影を用いた詳細な検査により、骨の状態を立体的に把握。必要に応じて骨造成などの補助的処置を行い、安全にインプラント治療を行える環境を整えます。

また、持病がある方についても、全身の健康状態や服薬の状況を把握したうえで、専門医と連携して治療計画を立てます。患者さんの安全を最優先に考えた判断を行っておりますので、ご不安な点は事前にしっかりご相談ください。

「自分にはできないかも…」と決めつけずに、まずは正確な診断を受けることが、最善の治療への第一歩です。

6. 将来的にどんなメンテナンスが必要か分からない

「治療した後は、どんなケアが必要なの?」「一度入れたら放っておいても大丈夫?」
こうした疑問や不安は、インプラント治療を考える多くの方に共通するものです。

インプラントは「入れて終わり」の治療ではありません。天然の歯と同様に、定期的なケアとメンテナンスが必要です。
特にインプラントの周囲に炎症が起こる「インプラント周囲炎」は、放置すると最悪の場合、インプラントが脱落してしまうこともあります。

当院では、インプラントを長期的に快適に使用していただくためのメンテナンス体制を整えています。

・定期的なメンテナンスのご案内
・専門的なクリーニング
・ご自身に合ったセルフケアのアドバイス

など、患者さん一人ひとりに合わせたアフターサポートをご提供しています。

治療後のケアに不安がある方も、ぜひ一度ご相談ください。「治療のその先」までしっかり見据えてサポートすることが、当院のインプラント治療の特徴です。

7. 失敗したらどうしようという結果への不安

「もし治療がうまくいかなかったらどうしよう…」
インプラント治療における最大の不安のひとつが、この「失敗への恐れ」です。費用も時間もかかる治療だからこそ、慎重にならざるを得ません。

しかし、不安の多くは「わからないこと」から生まれます。
だからこそ当院では、治療前の説明と診断をとても大切にしています。

  • CTによる三次元的な骨の状態の確認
  • 噛み合わせや周囲の歯の状態まで含めた精密な診断
  • 治療の流れやリスクを丁寧に「見える化」して説明
  • 患者さんの「こうしたい」に寄り添った治療計画の提案

こうした工程を経ることで、治療後のイメージを患者さんとしっかり共有し、不安を最小限に抑える努力をしています。

また、治療後のアフターケアやメンテナンス体制も整っているため、「治療して終わり」ではなく、「治療後も支える」ことを前提とした医療体制を整えています。

「失敗したらどうしよう」と不安を感じる方こそ、ぜひ当院にご相談ください。
あなたの不安を一緒にひとつずつ解消していくことが、私たちの役目です。

「怖い」と感じたあなたへ|まずは納得のいく説明から

インプラント治療は、たしかに外科的な処置をともなう特別な治療です。
だからこそ、「怖い」「不安」「本当に大丈夫なのか」と感じるのは、当然のことです。

ですが、「怖いからやめる」のではなく、「怖いことを理解したうえで、納得できるかどうか」が大切です。
インプラントは、将来の健康や快適さに大きく貢献する治療のひとつ。
そのメリットを正しく知ったうえで、自分に合った選択をしてほしい。それが私たちの願いです。

当院では、患者さん一人ひとりの不安に丁寧に向き合い、
「本当に納得して治療を受けられる」ことを最優先に考えています。

  • 無理にすすめることはしません
  • 疑問や不安にはすべてお答えします
  • セカンドオピニオンとしてのご相談も歓迎です

「インプラント、気になるけどちょっと怖い」
そんなあなたの一歩を、私たちは全力でサポートします。

まずはお気軽にご相談ください。

※医療広告ガイドラインに基づき、自由診療に関する費用および治療に伴うリスク・副作用等の情報を以下に記載しております。

インプラント治療とは

歯を失った部分の顎の骨に人工歯根(インプラント体)を埋め込み、その上に人工歯を装着する治療法です。顎の骨に固定されるため、天然歯に近い噛み心地や見た目を再現できるのが特徴です。

手術によるインプラント体の埋入後、骨と結合するまで数か月間の治癒期間を経て、上部構造(人工歯)を取り付けます。

インプラント治療に関する費用

内容メーカー/処置費用(税込)
上部構造(人工歯)ジルコニア/ハイトランス¥143,000
ジルコニアステイニング¥154,000
ジルコニアレイヤリング¥176,000
インプラント体(人工歯根)プラトン¥264,000
ネオデント¥297,000
ストローマン¥330,000
追加処置サージカルガイド¥66,000
ソケットリフト骨造成(GBR)¥55,000/本
サイナスリフト¥110,000

インプラント治療に伴う主なリスク・副作用

インプラント治療は、失った歯の機能や見た目を回復するための効果的な方法ですが、以下のようなリスクや副作用を伴う可能性があります。

  • 術後の痛み・腫れ・出血・内出血・感染症
  • 神経や血管の損傷による知覚異常・麻痺・大量出血
  • 上顎洞の損傷による蓄膿症などの副作用
  • インプラントが骨と結合せず再手術や除去が必要になる場合
  • 糖尿病や骨粗鬆症など全身疾患によるリスク増加
  • 口腔衛生不良によるインプラント周囲炎と脱落のリスク
  • 食べ物の詰まりやすさ・噛み心地の違和感・高額な費用・長い治療期間

これらのリスクをできる限り回避し、安心してインプラント治療を受けていただくためには、経験と実績のある歯科医院を選ぶことが重要です。

北村 英二(きたむら えいじ)
歯科医師/北村総合歯科 院長

1998年、日本大学松戸歯学部卒業。藤井病院歯科・口腔外科部長、水口歯科クリニック新宿院長を経て、2021年に「北村総合歯科」を開業。
「歯科が苦手な方にも安心して通ってもらえる医院づくり」を理念とし、痛みに配慮した丁寧な診療と患者との信頼関係を大切にしている。診療方針の柱は、再治療のリスクをできる限り抑えた“根本的な治療”と、できるだけ歯を削らず・抜かずに「自分の歯を守る」ための医療提供。口腔外科での豊富な臨床経験を活かし、短期的な対処に終始しない長期的な視点での治療を重視している。